去年の4月、入浴中に右下腹に違和感を感じた。
風呂から上がり、仰向けに寝て左右の下腹を触ってみる。
左側は押したら沈むが右側は沈まない。
何かがある。
20代のときに右側の卵巣が腫れ、それから排卵日に右下腹部が痛いことが多かったので、卵巣の病気を疑った。
ネットで調べると色々な病名が出てくる。
このままだと色々考えて不安な毎日を過ごすだけなので、婦人科を受診することにした。
たまに検診に行っていたのは娘を出産した産婦人科。
でも、そこは妊婦さんでとても混むし、予約制になってしまったので行きたくても予約が取れない。
予約を取らずに行くと、相当な時間待つことになる。
予約が取れるまで待つと、その間不安で色々考えてしまう。
入院施設を持たない内科、消化器内科を併設している産婦人科を見つけ、受診した。
子宮の右側に4㎝×2個か、他にもあるのかまとめて8㎝の出っ張りがあるとのこと。
私の場合、子宮の外側に出来る「漿膜下筋腫」。
「漿膜下筋腫」は子宮の外側にコブができるタイプで、子宮内部を圧迫することはないため、月経異常などの症状が現れにくく、発見されにくいタイプだそう。
だから、こんなに大きくなるまで気づかなかったんだ。
筋腫が大きくなると圧迫症状が現れることがあるとのことで、私の場合、風呂場で違和感を感じ始めてから異物感を感じるようになった。
医師は、今すぐ手術をすべきという話ではないと言い、様子を見ることになる。
子宮筋腫があって怖いことがあるか聞いたら、子宮本体から離れて、細い茎でつながる有茎性の有茎性漿膜下筋腫があるとのこと。
まれに茎がねじれることがあり、その場合、とても強い痛みを伴うそう。
この筋腫があることで量が多くなったり、生理痛がひどいなど、生理に変化はない。
だが、排卵日、生理前後などに右下腹部の痛みが強くなったのと、坐骨神経痛なのか右側のお尻が痛いことがある。
でも、毎日続くわけではないので、我慢できている。
手術になると、私の場合開腹になり2週間の入院、その後療養で計1か月は動けないとのこと。
開腹手術に伴う不安は膨大。
今年の9月に4度目の診察を受けてきた。
エコーで見てる分だと筋腫は9㎝。
9㎝は出産間近の赤ちゃんの頭の大きさだそう。
確かに異物感は少しお腹に赤ちゃんがいた時の感じがあるかも。
手術してもいい大きさだそう。
毎日痛みで辛いわけではなく、手術の不安材料を考えると踏み切れない。
絶対しないといけない手術なら覚悟を決めるけど、してもしなくても本人の意志でという難題。
「有茎性漿膜下筋腫」が怖いので、なる可能性があるか聞いてみたら、私の場合は子宮と筋腫が細い茎でつながっているというより、ガッツリくっついているようで、今のところその心配はなさそう。
閉経すると筋腫が大きくならない説は私に当てはまるか分からないが、早く閉経してほしいと願っている。
でも、まだ生理が定期的に来ていて閉経の兆しが見えない。
でも、閉経するとホルモンのバランスが崩れるから違う悪影響が出そう。
ああ、悩ましい年齢になったものだ。
しばらく子宮筋腫と共生する予定。